8月2日(火)、佐野市内の全公立小中学校が参加し、支部主催の小・中学校交歓会が開催されました。今年は、小学校3校(吾妻小、田沼小、多田小)、中学校2校(城東中、田沼中)がそれぞれの学校で行った「小さな親切」の活動発表を行いました。
「小さな親切」八か条の唱和の後、まずは全員でゲームをして交流を深めます。ゲームは、「一言もしゃべってはいけない」というルールのもと、この日参加の児童生徒、総勢約170名が誕生日順に並ぶというもの。いったいどうなるのかと見守っていると、ジェスチャーやアイコンタクトで自分の誕生日を伝え合い、子どもたちが次々と並んでいき、最終的に大きな円となりました。話はできないけれど、全員が必ず誰かとコミュニケーションをとらなければいけないという、興味深いゲームでした。
活動発表の中で、全学校が取り組んでいたのが「あいさつ運動」。あいさつをきっかけにコミュニケーションが活性化したり、校内の雰囲気がよくなるといった効果を実感している学校が多いようです。また、よい行いをした子に感謝の気持ちを書いたカード渡したり、帰りの会で発表したり、廊下に掲示するという取り組みを行っている学校もありました。
佐野市内ではもともと、よい行いをした子どもを表彰するため、「小さな親切」実行章に取り組んでいる学校が多いのですが、子どもたち自身が積極的に、お互いのよいところを発見し、「ありがとう」を伝えたいと、独自のアイデアで活動をしていることが、とても頼もしく感じました。
この他にも、さまざまな「小さな親切」運動の取り組みが紹介され、意見交換では、「自分の学校でもやってみたい」という意欲的な声が多く聞かれました。
最後には参加者全員で「しんせつの歌」を大合唱。前日のリハーサルの甲斐もあって指揮もばっちり決まりました。佐野のみなさん、これからも「小さな親切」運動を続けていってくださいね!