平均年齢70歳の男性たちの料理サークル「おとこの台所」。
11月1日発行の情報誌「小さな親切」(秋号・No.504)では『おとこの台所・上馬』を訪問、そのレポートを掲載しています。
ここでは情報誌の限られた誌面では伝えきれなかった、メンバー方の生の声をお伝えします。
第3回
「台所のことはあなたにバトンタッチ」
メンバーにも家族にも必要とされているのですから、幸せなんでしょうね。
おとこの台所 上馬グループ代表 小林 喬(こばやし たかし)さん
わたしは、今79歳ですけど、13年前に引退をして家に引っ込んだのですが、「さて、それじゃあ何をしようかと」。
それで、最初は家内がやっていたコーラスに通うようになったんですけれど、そこに「おとこの台所」のメンバーがいましてね。「それなに?」と聞いて、もともと料理には興味があったということもあって、即、入れていただきました。
私は男三人兄弟の真ん中で、母が病気だった、中学生の時から料理を作っていましたので抵抗はなくて、自分の居場所がみつかった気がしました。
それで、いつの間にかお世話役みたいになって、大変な面もありますが皆さんに必要とされているわけですから、生きがいでもあります。
家内は栄養師免許を持っているのですけれど、私の引退後は、「はい、台所はあなたにバトンタッチ」と言って、今は私がやっています。
ときどき、栄養がどうだとか言いますけれど、「いやなら食うな」と言って追い払う(笑)。
それから娘と孫が近くに住んでいて、毎晩食べにきます。
「じいじ、今日はなに?」と聞いてきて、「味付けがどうの、こうの…」。と言っています。煩わしいけれど、幸せと言ってもいいんでしょうね。
★「おとこの台所」に関するもっと詳しい情報はこちらから。料理作り以外のいろいろな活動も紹介されています。
おとこの台所 公式サイト
☆メニューの中から、「干し蝦と木耳の炊き込みご飯」のレシピを『小さな親切』誌秋号(No.504)に掲載中。ご希望の方は下記までご連絡ください。
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