小・中学生が、「小さな親切」運動の活動発表をする栃木県・宇都宮支部主催の「小・中学校交歓会」。今年は小学校3校(富士見小、宇都宮大教育学部付属小、陽東小)中学校2校(星が丘中、古里中)が参加しました。毎年、発表はもちろん、受付や司会に至るまで子どもたちの手で行います。昨年この運動に加入した古里中学校が、今年はさっそく司会を受け持っていました。
パワーポイントを使用した活動発表は、どの学校もよくまとまっていて、活動内容を詳しく知ることができました。
特に多かった活動は、「『ありがとう』(感謝)を伝える活動」です。メッセージカードに、親切をしてくれた子の名前や内容を記入し、みんなが目にできるよう廊下に掲示したり、給食の時間にメッセージを放送したりして「ありがとう」を伝えます。どんな「ありがとう」が多かったか、分析して校内放送で発表するという学校もありました。「ありがとう」を伝え合うことで、人と人とがつながっていくと実感している学校が多く、こうした取り組みにより、子どもたちに人を思いやる心が育っていくのだなあと嬉しくなりました。
「あいさつ運動」も、各学校が共通して取り組んでいる活動ですが、内容はさまざま。あいさつを返してくれた子にシールを渡して「あいさつの木」に貼っていくなど、目に見える形でやる気を持続させる工夫をしている学校や、「あいさつCM」を作って給食の時間に流し、あいさつを呼びかけている学校もありました。
どの学校も、校内放送や、動画などをうまく取り入れ、活動を盛り上げているところが、現代的ですばらしいと感じました。子どもたちの柔らかな脳で考えたアイデアあふれる取り組み、大人たちにも大いに参考になりました。