鹿児島県本部 平成30年度県大会レポート

10月12日(金)、「小さな親切」運動鹿児島県本部(事務局:県社会福祉協議会)主催による県大会が開催されました。

午後1時に始まった県大会、まずは会場の皆さんで「『小さな親切』八か条」を唱和。
「朝夕のあいさつをかならずしましょう」など、当たり前だけれども続けることは案外難しい、「小さな親切」の行動規範を確認しました。

山田裕章代表による主催者挨拶

 

森本弘道中央本部副代表の祝辞

県本部代表からのご挨拶、さらに鹿児島県県民生活局次長(知事代理)、また中央本部の森本弘道副代表の祝辞に続き、各種表彰が行われました。

作文コンクールや、エッセイコンテスト「てのひら感謝状」(はがきキャンペーン)の入賞者、「小さな親切」実行章受章者、クリーン大作戦表彰団体、「小さな親切」運動学校賞受賞校に、それぞれ賞状が手渡されました。

作文コンクール入賞者表彰
実行章の贈呈

緊張されている方、誇らしげな方、少し恥ずかしがっていらっしゃる方、その表情は様々ですが、今日の受賞が明日の親切を生む、そんなきっかけになっていたら嬉しいですね。

作文コンクール入賞作品の朗読

続いて作文コンクール入賞作品が執筆した本人によって朗読されましたが、どの作品も日常のふとした出来事をきっかけに、子どもたちが「親切」を深く考えたことがうかがえ、さらに書き手の、身近な人たちや、広く世の中に対する優しい気持ちが伝わってきて、会場は感動に包まれました。

※作文は、鹿児島県本部ホームページからご覧いただけます。

姶良市立帖佐中学校による「小さな親切」運動実践発表

また、「小さな親切」運動を実践されている、姶良市立帖佐中学校による活動発表では、“いきいきあいさつ マナー日本一”を目指す同校の取り組みが、校長先生から紹介されました。「交差点では自転車を降り、押して渡る」「語先後礼(言葉が先で後からおじぎ)」「靴の整理整頓の徹底」「(授業開始などの)3分前着席、1分黙想」などを行っておられ、さらにそれが浸透しているとのこと。すごい、すでに日本一なのでは?と思えるような学校でした。

会の最後に、「小さな親切」実行章を受章された、読み聞かせ歴約50年、日置市・福宿玲子さん(82歳)によるクロスシアター(大型布絵本)が披露されました。

実行章受章者 福宿玲子さんによるクロスシアターの実演

福宿さんの活動趣旨の一つが、鹿児島弁の伝承だそうで、地域の民話「茂助じいさんと古ぎつね」は、全編鹿児島弁(と、ポイントの標準語訳)で披露されました。会場の皆さまには、日常の、あるいは懐かしい言葉だったのでしょうか。折々に笑いや、感心の声が聞こえていました。

ちなみに、山形県出身の本部職員には案の定、標準語訳がなければ、何がなにやら・・・でしたが、広島県出身の森本副代表は、「7割方理解できた!」とのこと。素晴らしい。

終始温かい雰囲気に包まれた県大会。たくさんの親切が溢れていて、今回参加された皆さま一人ひとりが、未来の思いやりある鹿児島を作っていかれるのだな、そう感じさせてくれた大会でした。