秋田県鹿角市で「小さな親切」運動特任推進委員として活動する舘一二三さんは、親切な行為をした“しんせつさん”を見つける名人です。
舘さんと「小さな親切」との出会いは34年前ですが、当時勤務していた職場で知った実行章に心を惹かれ、在職中はもとより、退職後も個人で推薦・贈呈活動を続けてくださっています。
そして5月下旬、推薦書とともに届いたお手紙には、「今回で600回目の推薦になります」という文字が。実行章は、個人だけでなく団体にもお贈りしていますので、通算すると600名以上の方を推薦してきたことになります。その“しんせつさん”を見つける鋭いアンテナの、右に出る者はいないでしょう。
「受章者本人は、親切なことをしたとは思っていません。実行章を手にしたときに、自分の行為が人の心を温かくしていることを知って感激されるのです。そんな気持ちが本当に貴い」と話す舘さん。いつも感謝の気持ちを込めて、受章者に賞状を伝達してくれています。