諏訪湖の東方、長野県から山梨県へと南北に連なる山々の総称・八ヶ岳。そのうちの一つ硫黄岳周辺は、コマクサやウルップソウなどの貴重な高山植物の宝庫です。特に「ウルップソウ」は、本州では硫黄岳周辺のほかごく限られた地域にしか生息しない、とても貴重な植物ですが、近年、ニホンジカによる食害が深刻となっています。
行政によって、電気柵や防食ネット設置などの対策が行われているものの、それだけでは防ぎ切れず、主に周辺の山荘「夏沢鉱泉」「硫黄岳山荘」がボランティアで保護活動を行っているのが現状です。そこで、諏訪総支部では、両施設へ支援金を贈るなど、保護活動を支援。豊かな自然が次世代に受け継がれていくことを願い、10年以上にわたり活動を続けています。
私たちが豊かな自然を楽しめるのも、山を愛する皆さんの、地道な努力のおかげです。あらためて、心から感謝いたします。
(写真上段)井口光世支部代表より、支援金を贈呈。
<この取り組みを通じて、以下の目標達成に貢献しています>