主催者は大変!初めてのオンラインセミナー開催

「小さな親切」運動では、一人ひとりが感染症の基本的な知識を身につけ、コロナ差別や偏見のない社会を目指すため、「心のワクチン」運動をスタート。2021年3月5日(金)、(一社)感染症対策コミュニケーションラボと共催で、オンラインセミナー「みんなの心にワクチンを」を開催しました。

セミナーの開催もオンライン配信も初めての経験。なにかとアナログな運動本部ですが、果たして無事に配信することができたのでしょうか?

 

 感染対策について素朴な疑問を専門家に直撃!

 

セミナーでは、公衆衛生学が専門の和田耕治先生(国際医療福祉大学教授)に、感染症の基本的な知識について講義していただきました。また、全国の「小さな親切」運動の事務局の皆様より、家庭や学校、職場での感染対策についての質問を募集。「4人での会食はよくて、なんで5人ではだめなの?」「飲食店などの仕切り板の高さは何センチ?」「撮影の時だけマスクを外してもよい?」など、日常生活の中で日々生まれる疑問に答えていただきました。

和田先生は、私たちの素朴な疑問に、丁寧にわかりやすく答えてくださいました。Q&Aの内容は「小さな親切」誌春号に掲載していますので、ぜひご覧くださいね。

和田耕治先生(右)に運動本部・山橋由貴子専務理事(左)から質問をぶつけました

 

 

初めてのオンライン配信に悪戦苦闘?

 

和田先生への質問コーナーの部分は、国際医療福祉大学で事前に収録しました。収録といっても、初めての経験なので、わからないことばかり。専門の撮影スタッフがいるわけでもなく、運動本部や感染症対策コミュニケーションラボのスタッフが試行錯誤しながらの撮影です。後からVTRを確認すると、うっかり窓ガラスにスタッフが映る、というハプニングも。(そのまま配信してしまいましたが…。)

配信に必要なシステムや機材は、Webサイトや動画を検索して情報収集をしましたが、使い方を覚えるのも一苦労。コロナによってオンライン配信は身近なものになりましたが、配信する側はこんなに大変なのか~と、セミナー主催者の苦労を知りました。また、テレビ局の方、ユーチューバーの方は、こんなに複雑なことを毎日しているのかと思うと、改めてすごいな~と思いました。

司会をつとめたのは、感染症対策コミュニケーションラボの田﨑陽典代表理事、運動本部の山橋由貴子専務理事です。お二人ともこれまで講演など、人前で話をすることには慣れているものの、生配信は初めての経験。事前に打ち合わせすること数回、直前まで何度も台本を確認して、本番に挑みました。

本番直前まで司会進行の打ち合わせ (右から)田﨑代表理事と山橋専務理事

 

 

 

 

そしていよいよ、配信当日。19時のスタートに合わせて、参加者の皆さんがオンライン上に続々と集まってくださいました。配信場所の運動本部は、何ともいえない緊張感に包まれましたが、後半は徐々にリラックスし、司会の二人からはアドリブも飛び出すように。途中、多少の音声や画像の乱れはあったものの、大きなトラブルもなくなんとか本番を終了できました。不慣れな配信ではありましたが、参加者からは「わかりやすかった」との感想が多く、おおむね好評でひと安心!

こんな感じで撮影していました

 

 

参加者の皆様には、セミナー参加費として一人500円以上のご寄附をいただき、その寄附金で「コロナ禍の親切」をテーマにした道徳や特別活動で活用できる小学生向けの教育プログラムを作成。昨年度の「小さな親切」作文コンクールの入賞作品をもとにしていますので、子どもたちに身近に感じてもらえる内容となっています。

改めて、当日参加してくださった皆様、ありがとうございました!

後半になってややリラックス!

 

 

今後も、一人ひとりが正しい感染症の知識を身に着け、コロナ差別や偏見のない社会を目指す「心のワクチン」運動として、セミナーの開催や教育プログラムの作成などを進めてまいります。今後の活動は随時親切運動のSNSやWebサイトでお知らせしますので、ぜひ、皆様も「心のワクチン」運動にご参加ください!