冊子『思いやりの感染症対策』

これからに活かす『思いやりの感染症対策』

コロナ禍の社会では、未知なるものへの恐怖心や不確かな情報により、偏見や差別がうまれてしまいました。偏見や差別は「感染を隠す」ことにもつながり、さらなる感染拡大につながっていきます。
こうしたことがおこらないようにするためには、相手の立場に思いをはせ、たがいに思いやることがとても大切です。

これまで、「小さな親切」運動本部では「心のワクチン」運動を通して、一人ひとりが冷静に判断できるよう、正しい情報を提供するとともに、思いやりの心を持つことの重要性を発信してきました。
そしてこのたび、これまで提供してきた内容を再構成した冊子『思いやりの感染症対策』を作成いたしました。イベント会場(クリーン作戦、表彰式)や学校などで配布していただくと、より多くの方と情報共有ができますので、ぜひ一度お手に取ってみてください。

今この時も、感染が収まった後のこれからも、ご家庭の常備薬のようにそばに置き、役立てていただけたら幸いです。
「いまさら」ではなく「いまだから」こそ、ぜひ思いやりの大切さを見つめなおしてみてください。

★冊子送付をご希望の方は、担当までお問い合わせください。

POINT① 感染症の基本対策を総まとめ
POINT② 感染症流行下でできる「思いやり」を紹介

手洗いの方法、マスクの効果、換気についてなど、項目ごとにデータを交えてわかりやすく解説。感染症の原因となる病原体の種類が変わっても、感染症対策の基本は同じです。その基本を、改めておさらいしていただける内容になっています。

また、対策の知識にリンクした思いやりの気持ちや行動を、同じページ内で紹介しているのも特徴のひとつです。
難しい漢字にはルビを振っていますので、ご家族みなさんでお読みいただけます。

POINT③ コロナ禍に寄せられた各種コンクールの応募作品から見る人々の心の変化を、時系列に沿って紹介

長年にわたり、全国規模で作文・エッセイコンクールを開催してきた「小さな親切」運動だからこそまとめられた、本冊子最大の特徴がこちらです。コロナ禍の両コンクールに寄せられた作品を分析することで見えてきた、ここ数年の人々の心の中を紹介しています。
新型コロナウイルス感染症は、2019年度応募作品の中では、ただひたすらに恐怖の対象となっていましたが、2022年度の作品では「あたりまえのもの」として綴られるようになりました。
作品からは、皆さんが3年の間に、〝正しく知って、正しく恐れる〞ことがいかに大事か、また大変な状況下だからこそ思いやりの心がいかに大切なのかを学びながら、前向きになっていったことがうかがえます。

『思いやりの感染症対策』はこちらからダウンロードできます

【分割版】

『思いやりの感染症対策』

著作:公益社団法人「小さな親切」運動本部
一般社団法人 感染所対策コミュニケーションラボ

監修:中島 一敏(なかしま かずとし)
大東文化大学 スポーツ・健康科学部 教授
日本感染症学会 評議員

イラスト:すぎうら あきら

発行日:2022年12月31日

発行元:公益社団法人「小さな親切」運動本部

【問い合わせ先】
公益社団法人「小さな親切」運動本部 「心のワクチン」運動担当
※冊子本体は無料、送料は実費をご負担いただきます