毛糸でひとふでがき「クイズえほん」の作り方

◎ 材料

1.まずは、ひとふでがきの練習

「ひとふでがき」とは、1回書き始めたら、ペンを紙からはなさずに、最後まで書くことです。これは、ちょっとコツがいります。
まずは、スケッチブックやノートに、えんぴつや、ペンを使って、練習をしてみましょう。
最初は「空の雲」などかんたんなもの、なれてきたら、どんどん好きなものを書いてみましょう。 ひとふでがきでは、一度通った線と、交差してもいいですが、同じ線をなぞることはできません。
始まりと、終わりを気にしながら書いてみます。

たとえばこんな感じ。

2.クイズをつくろう!

ひとふでがきの練習のあとは、書きたいものが答えになるような、クイズを考えてみましょう。

たとえば、「雲」が書きたいときは、「フワフワ空にうかぶものは?」「食べられないわたあめみたいなものなーんだ」などなど、おうちの人や、友達が、「うーん、わからないよー。」と思うような質問にしてみましょう。

ここでは、
しつもんが「雪が つもったよ。あそぼ あそぼ!何して あそぼ!」
答えが「ゆきだるま」
とします。

画用紙の、左側に、質問をかきます。
右側に答えをひとふでがきにするのですが、このときペンや絵の具ではなくて、のりと、毛糸を使ってみましょう。
だいたいの形を思いうかべたら、えいっと、下書きするようにのりをぬっていきます。あとで毛糸をつけるので、多めにぬっておいてください。 のりをつけた部分に、毛糸をのせていきます。
ここで注意。最初の2センチくらいは、のりづけしないでおきましょう。
しっかり“答え”になるよう、形をつくってください。

最後までしっかりつけたら、やっぱり2センチくらい長くのこして、あまった毛糸を切ります。

始まりと、終わりの部分に、おうちの人にお願いして、小さな穴をあけてもらってください。
そこに、毛糸の始まり2センチと、終わり2センチを入れて、毛糸がとれないように、ねんちゃくテープでとめます。

できあがりはこんなかんじ。色えんぴつなどで、もようを書いても楽しいですよ。

自由に、いろいろなクイズと答えを考えて、毛糸で絵を書いてみましょう。

3.“製本”したら、完成!

20枚くらい、クイズができたら、いよいよ“製本”です。製本は、バラバラの紙を本にすること。
順番はもちろん自由。質問(左側)を上にして、重ねていきましょう。

上と下に、表紙をつけます。色ちがいの、画用紙などを使ってみましょう。 ホチキスで左側を2か所くらいとめます。

つぎに、表側に「タイトル」を書きましょう。『そらのいきもの』とか、『わたしのすきなたべもの』とか、思いうかんだものを、色えんぴつや、ペンなどで、なるべく太く、めだつように、かいてみましょう。

最後に「奥付(おくづけ)」です。一番後ろのページの、一つ前のページに、「タイトル」「書いた人」「出版社」をかきます。
本格的ですね。

これで、世界で一冊、オリジナルクイズえほんの完成です!
さっそく、友達を質問ぜめにしてみよう。