2017年12月14日 寒河江市立南部小学校
2017年12月14日、寒河江市立南部小学校4年生で、紙芝居を活用した道徳授業を行いました。当日は、他学年の先生をはじめ、寒河江市教育委員会指導推進室長も見学され、授業後には、講師の馬場喜久雄(ばば・きくお)先生による、道徳の教科化に向けた講習会を実施。
平成30年度から道徳が本格的に教科化となるため、先生方の関心が日々高まっている中、次の内容を中心に、講義が行われました。
- 教科化にあたって変わることと変わらないこと
- 指導に当たって配慮する事項
- 道徳の授業とは(実際に合った話を基に)
- 中心教材の種類、その役割とは
- 授業の組み立てについて
- 有効的な設問や授業内での工夫について
- 道徳授業の評価
- 平成30年度に向けて準備すること
授業内での工夫については、当日の授業で用いたカラーカードを改めて紹介。子どもたちの気持ちを“目で見える化”することで、本人も教員側も整理しながら授業を進めることができます。
友だちの気持ちも見えることから、疑問に思ったことがいつもより簡単に言葉にでき、活発な意見のやりとりにもつながります。また、カードを提示することが意思表示になるため、発言が苦手な子どもでも、授業に参加した充実感が得られるのではないでしょうか。身近にある、色画用紙でかんたんに作れることも魅力のひとつです。
講習会後、先生方からは
- 道徳の教科化について、改めて本格的に始まるまでの心構えができた
- 道徳化に向けて、モヤモヤしていた部分が少しすっきりした
- 自分の授業でもカラーカードを使ってみようと思った
- 紙芝居を使っても授業ができるんだと思った
といった声が聞かれました。
お忙しいところ講習会の場を設けてくださった南部小学校の先生方、また、お集まりいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
実施概要
主催:公益社団法人「小さな親切」運動本部
補助団体:公益財団法人 JKA
講師:馬場喜久雄(全国小学校道徳研究会 顧問)
協力:寒河江市教育委員会 寒河江市立南部小学校 寒河江「小さな親切」の会
日時:平成29年12月14日(木)