2019年7月12日 新庄市立沼田小学校
7月12日、新庄市立沼田小学校4年生で、紙芝居を活用した道徳授業を行いました。当日は、他学年の先生も授業見学に来ていただき、授業後には、講師の馬場喜久雄(ばば・きくお)先生による、教員向け講習会を実施。
平成30年度から本格的に教科化となった道徳について、その授業のあり方など次の内容を中心に、講義が行われました。
- 教科化にあたって変わることと変わらないこと、変わらなくてはいけないこと、変えてはいけないこと
- 子どもたちの道徳性をどう育てるか
- 学習指導要領改訂における学びの三つの柱
- 教科書(資料、教材)をどう使うか
- 授業の充実を図るためには
- 資料としての紙芝居の有効活用
- 「評価する」とは
教科化としてスタートをした道徳の授業。他の教科のように「正解はコレ」というものがないので、「どのように評価したらよいのか」が、教科化の前、そして現在も先生方の頭を悩ませているようです。
授業内での工夫については、当日の授業で用いたカラーカードを改めて紹介。子どもたちの気持ちを“目で見える化”することで、本人も教員側も整理しながら授業を進めることができます。
友だちの気持ちも見えることから、疑問に思ったことがいつもより簡単に言葉にでき、活発な意見のやりとりにもつながります。また、カードを提示することが意思表示になるため、発言が苦手な子どもでも、授業に参加した充実感が得られるのではないでしょうか。身近にある、色画用紙でかんたんに作れることも魅力のひとつです。
お忙しいところ講習会の場を設けてくださった沼田小学校の先生方、また、お集まりいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
実施概要
主催:公益社団法人「小さな親切」運動本部
補助団体:公益財団法人 JKA
講師:馬場喜久雄(全国小学校道徳研究会 顧問)
協力:新庄市立沼田小学校 「小さな親切」運動山形県本部 新庄「小さな親切」の会
日時:令和元年7月12日(金)