2013年9月19日 浜松市立舞阪小学校 2年生
2年生の授業レポート
静岡県 浜松市立舞阪小学校
【小学校があるのはどんなところ?】
浜松市立舞阪は、海と浜名湖というみずうみにかこまれ、広々としてとても気持ちのよいところです。
でもまわりにおかや山がないので、大きな津波がおきたら、学校の屋上や津波ひなんタワーやひなんビル、高いマンション、ホテルにひなんすることになっています。
浜松市立舞阪小学校の屋上も、まわりの人たちのひなん場所になっています。津波がきた時(とき)に、だれでも迷わないでひなんできるように、階段には案内看板がでていました。
今回授業をした、2年生のお友達のいすには、ライフジャケット(これを着ていると、水に浮くことができます)が、かけられていました。いざという時のために、いろいろな準備をしているんですね。
【授業のようす】
1.助け合った体験発表
まず最初に、友達や家族と助け合って何かしたことがあるかどうかをみなさんにたずねました。
2年生のお友達からは、
●おまつりの時に助け合った
●運動会の大玉ころがしで力を合わせた
との答えが返ってきました。
2.紙しばい「つなみのひ」朗読
みんなしんけんに見てくれました。
コタローとポンタの二人がつなみにおそわれたところがこわかった、と教えてくれた子もいました。
3.いちばん心(こころ)にのこった場面(ばめん)は?
紙しばいを見て、いちばん心に残った場面を聞きました。
先生が「いろいろあるかもしれないけれど、一つだけ教えてね」といったところ、この二つの場面をあげてくれました。
●みんなであいさつをしたり、役割分担をする場面
●みんなで大きないかだを作る場面
4.どうしてその場面が心に残ったの
次に、どうしてその場面が心に残ったのかを聞きました。
どんどん意見が出てきます。
●みんなであいさつをしたり、役割分担をする場面について
・みんなで助け合ったから
・みんなで協力したから
・みんなで支え合ったから
・みんなでおそうじをしてきれいにしたから。きれいになると、くらしやすくなって、心がおだやかになる。だからなかよくなれる
●みんなで大きないかだを作る場面について
・みんなで協力したから。協力しないと小さないかだしかできないけれど、協力すると、大きないかだが作れるから
・大きないかだで、みんなを助けることができるから
・みんなを助けて、また仲よくできるから
なるほど、なるほど。
協力すれば大きないかだが作れるし、大きないかだなら、たくさんの人を助けることができますね。
5.最後にもう一度 助け合うことを考えよう
最初にみなさんに聞いた、助け合い体験を思い出してもらって、そのときにどんな気持ちになったのかをたずねました。
●おまつりの時に助け合った体験
●運動会の大玉ころがしで力を合わせた体験
・心が楽しくなった
・ノリノリの気持ちになった
なんて答えをもらいました。そして同じような気持ちになれた助け合いの体験について、「ほかにも、こんなことがあったよ!」と教えてくれました。たとえばこんな体験です。
●そうじの時間に、みんなでいっせいに机を運んだ
●みんなで勉強を教え合った
コタローたちといっしょで、みんなで力を合わせると、一人でやるよりすごいことができるんですね。
この日はほかにも、津波が起きてもみんなが協力して「元にもどって良かった」「みんなで協力したからきせきが起きた」・・・などなど、意見がたくさん出て黒板に書ききれないほどでした。
舞阪小学校の2年生のみなさん、ありがとうございました!