声優さんの魅力に、みんなが大興奮!

声優さんが紙芝居を読んでくれる紙芝居上演会。今回は福島県田村市内の小学校で開催したよ。君は田村市って知っているかな?「浪江町のとなり」って言ったら分かるかもしれないね。

浪江町は東日本大震災の影響で、福島第一原発発電所の事故が起きてしまった場所。ここに住んでいた人はいまだにおうちに帰れない。

そんなとなり町の様子をずっと見てきた田村市のお友達や大人の人たちは「自分の街は大丈夫かな」「もしかしたら自分たちも…」て不安だったんだ。

だから、そんなみんなに元気になってもらいたくて、声優の永澤菜教さんに今回は常葉小学校で紙芝居を読んでもらったんだ。

広い教室で、ふたつの学年ごとに紙芝居を見てもらったよ

広い教室で、ふたつの学年ごとに
紙芝居を見てもらったよ

読んだ紙芝居は「おねぼうなじゃがいもさん」「やさしいこころ」「きつねとごんろく」。
誰が来るのか知らされていなかった学校のお友達は、上演会が始まる前からワクワクソワソワ。

永澤さんがブー太郎の声で自己紹介をすると、「ブー太郎大好き!」「ちびまる子ちゃん、いつも見てるよ!」ってみんな大興奮。さらに紙芝居が楽しみになったみたい。

紙芝居が始まると、それまでの空気ががらりと変わった。永澤さんの声のマジックにかかって、いつの間にか物語の世界にぐーっと引き込まれていく。

田村市立常葉小学校1

どの学年のお友達も夢中!

ひとつの紙芝居が終わるたびに、「すごい!全部声が違う」「どうやったらあんなに違う声が出るの?」ってみんな瞳をキラキラさせていたよ。
たくさんのみんなが笑顔になってくれて、とってもうれしかった。

上演会が終わった後、みんなが話してくれた「私も声優になりたい!」「またきてほしいな」ていう声は、実は永澤さんの元気のもとにもなっているんだよ。

もし、何か嫌なことやつらいことがあったときには、今回の上演会を思い出して、元気に前向きに乗り越えていってくれるといいな、私たちはそんなことを願っているよ。

 


実施概要
主催:公益社団法人「小さな親切」運動本部
補助団体:公益財団法人JKA
協力:「小さな親切」運動福島県本部(東邦銀行)
出演:永澤菜教(ケッケコーポレーション所属)
日時:平成29年2月6日(月)
場所:田村市立常葉小学校
上演作品:『やさしいこころ』 『おねぼうなじゃがいもさん』 『きつねとごんろく』